2012年5月7日月曜日

校閲者紹介 - 校閲者整理番号 DAF

こんにちわ

論文サポートのエヌ・エイ・アイです。

皆様のゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?


当方は暦通りの営業ではありましたが、連休に入る前の日に手配させて頂いた案件等の引き受け状況、状況によっては校閲者・翻訳者変更などがあり28日と3日共に、スタッフ一名ずつシフトで入っていたわけですが・・・


飛び石連休って


正直、逆に疲れる?!


と思っている私です。


さて、本日は論文サポートのエヌ・エイ・アイの校閲者の中でも


一番の古株校閲者DAFをご紹介したいと思います。




こちらのチーフエディターを務める校閲者DAFは

論文サポートのエヌ・エイ・アイ設立当初から

小児科、血液内科、がん治療など医学全般を担当してきている凄腕校閲者です。



アメリカの大学病院での勤務経験を経て、メディカルライターとなり

過去には教科書の監修をも務めたりと多忙な毎日を繰り広げていましたが

いまでは指名依頼の校閲作業の他、通常の校閲業務、複雑な案件に関してのアドバイス、そして新規登録された校閲者などの養成などを行う、論文サポートのエヌ・エイ・アイ専属の校閲者として仕事をしてくれています。


そんな指名率#1のDAFにも、実はこんな時代がありました・・・


会社設立当初は英語を母国語とした研究者の英語を直すことに慣れてしまっていたこともあり、コメントも英語を母国語とした人ようのレベルで書いてきてしまったり

典型的に日本人研究者がやってしまうミス、文法の誤解などを指摘することなくザクザクと編集していた為、これでは英文が整っても、依頼人である著者は、何がなぜ直されたのか分からない・・・

ということが多発。

また、何度読んでも、第三者の目線からでは理解ができない文章に関しては、著者の意図することを想像する以前に、「意味不明」とだけくくってしまい、依頼人は途方に暮れるといった事態が!


そんな中、設立当初、顧問役として活躍していた翻訳者の一人が、現在論文サポートのエヌ・エイ・アイが用いているQ&A式の校閲方法を提案。


依頼人が日本人であることを意識した質問の展開

細かい修正においても明記、説明を要する顧客にはなぜこのような修正に至ったのかという説明を補足

不明瞭な文章においては、まず文章の流れをベースに校閲者なりの考えをまとめ、改定文章を提案、この文章ではAという意味合いで書かれているのではなく、実はBという意味で書かれているのではないですか?

などといった決め細かいQ&A式校閲を成立、現在に至るのです。


長い年月日本人の論文を校閲し続けてきているDAFだから故にできる校閲があります。

これからも何卒よろしくお願いします。


2012年5月2日水曜日

裏メニュー・完全解禁?!

実は論文サポートのエヌ・エイ・アイには設立後、5年目ぐらいから

密かにご提供しているサービスがありました


そのひとつ


投稿規定チェックサービスまたの名を「Light Journal Instruction Check」


近年、あまりにも各出版会社の投稿規定が複雑化してきたり刷新されることが多く


ここは校閲者とコーディネーター共に、ずっと気がかりだった部分


何せ、校閲をしっかりしたとしても投稿規定にて必須化されているパーツが欠落していたり


ワード数がはるかに超過していたりするわけですから・・・


その心配を常に抱えるのであればいっそのこと


裏メニューではなく、表メニューにしては?とスタッフ間で合意


思いのほか多くのお客様から反応があり


今では定着したサービスオプションの一つとなっています





ただ、実は



論文サポートのエヌ・エイ・アイにはまだ一般公開されていない裏メニューが!!




論文を丸ごとお預かりした案件に限り、


校閲者との交渉次第ではありますが


抄録をより魅力的なものに先生が書かれたドラフトをもとに書き換えてしまおう!


といった究極のプランまであるのです



しかし



現実、そこまでの作業を求められる方は少ないのと


実際、どこまで第三者の力を借りて自身の訴えたいことが反映できるのか?


といったこともあり、現在もご相談があれば動きますといった体制をとらせて頂いております。



このように、論文サポートのエヌ・エイ・アイでは


ご相談頂ければ色々とご依頼方法をカストマイズできるのが嬉しいところ


たとえば、


投稿先を決めきれずにて、とりあえず2カ所分の形式で論文を揃えておきたい


そんなお手伝いもしちゃいます


ダメもとで、ご依頼前に相談をしてみてください


裏メニューがある日、レギュラーサービス項目になる日が来るかもしれませんし


とことんキッチリお付き合い がモットーの
 
 
論文サポートのエヌ・エイ・アイなのですから!

2012年4月25日水曜日

Author's Contributionは必須?

ところで近年よく雑誌で見かけるようになった


Author's Contributionって必須なの?


YESともNOともいいがたいですね。


なんせ、投稿する先にもよって考え方がことなりますからね。



ただAuthor's Contributionの記載を求められる場合


掲載される論文に関わった共著者全員において


各人どのような役割を担っていたのかを申告する必要があるっていうからびっくり。


しかし、なぜそこまで細かい申告制度を設けなければならなかったのだろうか?


まず共著者とはなんだろう?ってところから考えてみると・・・


投稿される論文を書き上げるに際し、


その研究に取り組み、主要なデータを採った人とみなされた人物


そしてその研究成果の発表方法、内容、投稿先に至るまで同意をした人物


では重要な役割は担ってはいないものの、


研究を潤滑に推進するために得たサポートを提供してくれた人物はどうなるのだろうっておもいますよね?


出版会社の解釈においては、


研究推進サポートをしてきた人物は論文の掲載において何の責任も背負わないこと


そして研究員として研究成果に対し大きな役割を担っていないことから


Acknowledgementにその存在を認めてあげよう







といった姿勢


研究の規模が大きくなればなるほど、


個々の共著者の力関係や、役割の度合いなど複雑化するので


10年近く前あたりから数々の出版会社・学会にてAuthor's Contribution掲載を起用したり、これ等を必須化するようにはしたらしいのだが・・・


正直、このような制度があっても、まだ100%物事が解決するわけではないらしい。


何故なら、共著者として並べられる研究者の数に制限がある雑誌もあるからだとか。


後はいかにAcknowledgementを書き上げるかにもよるが、


最初から論文内で今回の研究成果はこれ等研究機関との共同研究によって得たデータである


とまとめてしまい


内容、掲載等の責任または出版に際して発生する費用の負担などに対し、共著者として名乗り出ることに同意を得ることが人物だけが共著者リストに掲載されればよいと考えるケースもあったりもするらしい。。。


とはいえ、


やはりここは人間


掲載される順番を役職や経歴別にされたりするのは気分的にも嫌なものだろうから



結局は機械的にアルファベット順にしたり、


筆頭著者を最後にして、研究に関わった順番を研究チームの貢献度合いで決められる様子


出版社または学会が考える共著者というものの価値観によってルールは異なってくるだろうが


ここは気を付けなければならないところだろう。


ましてや、書き方にまでルールがあるわけで


例えばTaro Ronbun, Ph.D., と Hanako Kenkyu, M.D. がいたとしよう


出版社によっては

Hanako KENKYU, M.D., Taro RUNBUN, Ph.D. といったようにLast Name(苗字)とFirst Name(名前)を区別しやすくしたりしますし


最終学歴の記載を求められる場合もありますし


逆に簡素化してしまい H. Kenkyu,  T. Ronbun, とだけ記載させる場合もあるわけで。。。


論文での著者名や所属先の書き方なんて似たようなもんでしょ?って考えていると


意外と痛い思いをするわけです・・・


で、、、ずいぶん話がそれましたがAuthor Contributionsの典型的な内容について確認してみるとしよう 。


Conception and design of the study  
研究自体のコンセプトやデザインを誰が構築したのか

Analysis and interpretation of data  
誰が今回の所収データを分析・解析したのか、

Collection and assembly of data    
誰が詳細データを収集し、取りまとめたのか
 
Drafting of the article          
誰がドラフト原稿を書き上げたのか  

Critical revision of the article for important intellectual content   
誰が筆頭著者として責任を持ち、原稿を推敲、内容確認を行ったのか

Final approval of the article      
誰が投稿に際し最終的許可を出したのか



Author Contributionsというものが世の中に出回るようになってかれこれ5年以上になるとおもうのだが


結局のところ、


実験をやっただけ、数字をとっただけといった人物と


研究のデザインやコンセプトを考えた人物


そしてその研究全体において全責任をもって取りまとめ、筆頭著者になった人物


これ等を区分けしたかったからとも思われる


ここで見えてくるのは


論文を評価・査定する際、どのようなバランスで採点をしていくべきかといった


とても現実的な問題に直面すること


どこまでが評価の恩恵を100%受けることができるのかできないのか


学位審査に響くような論文である場合、そこは充分考慮しなくてはならないのかもしれませんね。


色々な意味で、過去の負の遺産が、近年の研究者を圧迫しているといっても、過言じゃないのかもしれない。。。


科研費の申請方法だったり・・・以降省略○△×■@・・・

臨床系の論文には必須だけど・・・

臨床系の研究で論文を書く時に絶対必要になってくるもの・・・


生命倫理委員会-Ethical Committeeについてのくだり


インフォームド・コンセント-Informed Consentについてのくだり


だけど、


これ等文面はいったいどこに入る?


投稿先のルールにもよるのですが


大半はMethodsのセクションにこの二つの項目が含まれることが多いですね。


ちなみに


生命倫理委員会に関してのくだりの一番簡単な例としてはこんな文章が考えられ


This study was approved by the Xxxxxxxx University ethical committee.


インフォームド・コンセントに関してのくだりの一番簡単な例としてはこんな文章が考えられます。


Written informed consent(s) was (were) obtained from from all subjects for publication of this case report and accompanying images. A copy of the written consent is available for review upon requests.


ただ、いずれにおいても記載方法や、場所は


所属先または投稿先によって異なるので要注意!


必ず投稿先Publishing PoliciesにおけるBioethicsを確認することで

何を記載しなくてはいけないかが明解になります。


例えばNature Publishing Groupの場合→NPGのサイトヘGO!!

2012年4月20日金曜日

Structured & Unstructured Abstracts

年度末のあわただしさに負け


ここの更新がさらに先送りになっていました



さて、今日は身近なようで落とし穴いっぱいの要旨・抄録についてつぶやいてみましょうか・・・





研究畑にいると誰もが一度は経験をしなくてはならないことのひとつ


和文の論文にすら必要になることがある


英文要約・要旨・抄録・概要・・・・


Abstract, Summary, Synopsis


 まぁ、個人的には同じようなものを示すのに何故にこんなに名前があるんだろうって思いますがね・・・ (ぽそっ)
 


 かなりのケースで英文要旨を書き上げる際

 
その文章を書いている本人はワード数または単語に関しては気を配るが


そのスタイルについては投稿規定をみるまで気に留めることがないままきてるかも?


まず最初にこの世の中には投稿規定すら見ることなく投稿に挑む人もいるわけであって 


全員が全員、必ず気を使っているとは思えないことがしばしば 


とはいえスタイルっていったいなんのこと?!って


普段同じようにこれ等を書き続けてきた方は思われますよね? 
 


Abstract, Overview, Summary, Synopsis・・・には


Structured & Unstructuredといった主なる二つのスタイルがある他


分野によってはGraphical Abstractなどといったものも




まずはStructuredについてメモしておこう!


Structuredという名前がついているだけあって、これはまるでミニ論文のような組み立てからなる


Background, Methods, Results, and Conclusions 


限られた文字数・単語数の中ですべてを順序良く解説する必要がある反面、


人によっては話がまとめられやすいと考え、常にこの形式を用いている方も




Unstructuredは?


簡単に言えば、形に決まりはない


ただ、この場合、項目を埋めていくわけではなく


いかに効率よく論文または研究の全貌をみせるか


という文章力が頼りになってくるので


英語が苦手って思われている方は意味が通じているんだろうかと


ダラダラと書いてしまって長くなりすぎる傾向が・・・


そんな時こそ、校閲会社を頼ってください・・・ (ぽそっ)



Graphical Abstractって、な~に?


確かに、これがない雑誌が多いので出くわさなければしるすべもありません


まぁ、物としてはそのままですがね・・・


画像で物事を語る


雑誌によってはFigure Legendsのような説明文を入れることができるが


その図だけで研究全体を説明できなければならないので意外と頭痛の種に


といってもこれが必須化されている分野としては


やはり化学が関わる分野なので


専門の人間からすれば、たやすいことなのかもしれませんね





でも、いずれの場合であっても


たかが抄録・要約って高をくくっていると


意外なところでダメージが・・・


そう


何度も呪文のように書いてきていますが


演題採択または査読の時に運命をつかさどるのはコイツ


短いけど


ヒジョーに重要な役割を担うのがここなんですね




学会の演題登録のために・・・なんて思われがちでしょうけど


演題採択の時点であながち学会の賞や


学会誌の打診先が決まっても過言ではないわけで・・・


校閲会社としては


演題登録用の文章であろうと


症例報告であろうと


教科書一冊であろうと


グラント申請用書類であろうと


優先順位は変わりないのですがね・・・

2012年3月2日金曜日

おすすめできないRebuttal

ご無沙汰致しております。


今日はふと思い出したことを覚書するようにここにて紹介をしたいと思います。


REBUTTALという言葉をご存知だろうか?


投稿経験がある方であれば、理解されていると思うのですが。


簡単に説明をしてしまえば査読者から指摘されたことに対し反論(反証)すること。


あまりに理不尽なことや、訳あって触れたくなかったことをしつこく追求されると人間どうしても反論してみたくなったり、言い訳をしたくなったりするのが常。


そんなお手紙を書くときに、選択する言葉をひとつ間違えただけで査読者の心情が変わる場合も。


まず、当然のことながら失礼があってはいけないのだ。


どんなに相手が理不尽であっても、そこは真っ向から闘いの体制に入るのは好ましいことではない。


相手の気分を害さずに反論するということは日本語でも相当神経を使うもの。


ましてや、母国語ではない言語で反論をしようと思ったら、どこまで強気に出ていいものか判断がしにくいのが現実ではないだろうか?


また、稀に、自身が論文で用いている用語について理解を得たいが故にリスト化して説明をしようといった試みをされる場合もあるが、それはあまりお勧めできることではない。


リストで説明をするのではなく、何故その用語を用いているのかを査読者宛の手紙として認めることで、反発的な印象も与えずに済む。


ましてや、真っ向から自分の分野ではこの用語を用いるのが当然のことであり、あなたが査読者として適していないというイメージを与えてしまっては、ここは査読者も人間なので、つき返されてしまうのがオチですから。

そこをうまく、オブラートに包まなくてはならない。

そんなときに、経験豊富な校閲者に相談して頂ければ、トーンに棘がないような形で文章を書き換え査読者に対して失礼のない返答文が作成可能になります。


どうでしょう?


査読者宛の反論で苦労をされたことはありませんか?

2012年2月15日水曜日

Peer ReviewのPros & Cons

論文を書き、投稿する人間誰もがぶち当たる壁


編集者・査読者


果たして彼らは何を根拠に選ばれているのだろう?


1.出版会社・各ジャーナルごとに存在する編集長の独断で論文に適していると思われる1~4名の専門家から決める

2.ジャーナルの査読者として登録している研究者の中から適任と思われる研究者などに査読を依頼

3.著者が査読者候補・非候補を指名


いずれも受ける側に査読をするかしないか決める権利がついてまわることには間違いないわけで、査読者がつかない論文は編集長の手元で滞ってしまうこともしばしば。


また、査読者に対しジャーナルは報酬を払っているわけではないので、選ばれた研究者も好き好んで査読者になっていないケースが多いため、査読の期限はあるようでないようなものと考えていることも多く、酷い場合は1年以上ほったらかしといったことにもなりかねない。


実際問題


そもそも査読者自身、ある意味、ライバルであることを忘れてはいけない。


ではここで主なる査読制度のプラス要素をあげてみよう


同分野の研究者(読者)の目線から貴重な意見をもらえる



自身の盲点に気が付く

↓ 

論文内容の更なる改善



掲載された際、読者が参考文献として引用する可能性が上がる





ではマイナス点はなんだろう?


査読者自身が同分野まさに同じような研究をしているライバルの可能性が大


査読者のさじ加減・好き嫌いで採択が決まる可能性は払拭できない


共同研究者、友人等の中で同類の研究で投稿を予定している人を優先する可能性がある


査読者の都合で採択有無についての報告、またコメントをもらえるまでの時間が長引く可能性がある


一番辛いケースは、どのジャーナルに投稿しても同じ査読者に回る可能性がある時


このように、マイナス要素は細かい上に、自身がコントロールできる要素はほぼZEROに等しい。




「WHAT IF」をあげていったらエンドレスであることは確実なのだ。


では何故ジャーナルは査読制度にこだわり続けるのだろうか?


それはもちろん


読者に対し発信していく全情報を第三者である専門家に査定させることで情報の目新しさ、信憑性、質、科学的価値などをコントロールする役割を担ってもらうためだ。


ニッチな専門誌の場合、ポツポツと投稿されてきた論文はまず編集長が閲覧、御眼鏡にかなえば査読にまわるだろう。


しかし


大手出版会社の著名専門誌ともなると一日に投稿されてくる論文だけでもかなりのものだろう。


世界中から祝祭日・朝晩関係なく配信されてくる論文を果たして編集長はすべて読むことが出来るだろうか?


そんなことは不可能だろう。


査読以前の問題はここで何度も話題にしてきたカバーレターと要旨のパワーで乗り切るしかない!


編集長なり副編集長なり、ジャーナル側が興味を示して初めて査読対象の原稿になるというのに、そこに力を注がないのはあまりに無謀ではないだろうか?


査読にまわって初めて論文は戦いの舞台に上がるのだから、準備は万端にしておきたいと思うのが論文をわが子のように考える人たちなのかもしれない。


論文サポートのエヌ・エイ・アイは、編集長としての経験や、査読者としての経験を持った専門家が校閲を提供させて頂くことで少しでも確実に査読ステージに上がれる原稿作りをお手伝いしています。


査読前の原稿はもちろん、査読者を納得させる為のお手伝いもさせていただいております。


当方にて校閲した原稿でなくともサポートは可能です。


お気軽にご相談下さい。

文法系で面白いサイト-2012-0215

コーディネーターが見てなかなか面白いまたは役立ったサイト


典型的な文法の間違い20 

http://litreactor.com/columns/20-common-grammar-mistakes-that-almost-everyone-gets-wrong

2012年2月14日火曜日

今日は簡単なようで、うっかり間違えそうな英語-1

さて、今回は簡単なようで、うっかり間違えそうな英語について過去につぶやいてみたものを再度公開してみました。


1. There are several questions for this manuscript.  〇   × 


答え:× 正しくは

There are several questions about this manuscript


2. The author should demonstrate the reason for the patient numbers of this study.  〇   ×

答え: ×

The author should discuss the methods for the determination of sample size in this study.


3. Each supernatant was sampled at appropriate days after the inoculation,...     〇   ×

答え: ×

Each supernatant was sampled on appropriate days after the inoculation,...


4. After effect or After affect? 

答え:

After effect


5. Glucose concentrations in culture supernatant were determined by induction experiments using the....  〇   ×

答え: 〇  

ついついGlucose concentrations in culture supernatant by induction experiments were determined using...と書いてしまうことがあります。




簡単すぎましたね・・・




皆さんが疑問に思っている、文法についてご質問があればいつでも受け付けますのでお気軽にメッセージをお送り下さい!!


まとまった時点、または対応可能な順番につぶやき、メッセージをお返しします。

簡単な英語で論文を書くのすすめ

ここ10年ぐらいの間に多数の雑誌がOpen Accessになり掲載できる論文の数がアップしたことでジャーナルの質は落ちずに少しだけ掲載までのハードルが低くなってきたジャーナルが出てきていますね。


ほぼ毎日のようにどこかで新しい研究がスタートし、発表されている中


いかにして我々は最新の情報についていけばいいのだろう?って思うこともしばしば・・・


しかし、世の中も便利になったもので


最近では携帯端末のアプリも充実し、雑誌が提供しているアプリをダウンロードしておけば、最新の情報が自らやって来てくれる時代に。


なんて好都合!


でも、その裏には目まぐるしい動きがあるのを忘れてはいけない。


デジタル化された情報をいかにまとめあげ、その情報を求めている人に提供するか。


投稿規定ひとつとっても近年の目まぐるしいデジタル化の影響が色濃く出てきているわけです。


どこまでこのデジタル化が研究者の論文ライフを変えていくのやら。



実際問題



「赤ペン先生」なんて表現はもう通じないだろう。



機械翻訳もあともう少しのところまで来ているというし・・・



もちろん、機械翻訳にはまだまだ得て不得手があり、現実的に使える代物になるのはいつのことになるのやら・・・


ましてや論文やエッセーのように著者の表現や、専門とする内容、細かい説明、日本人の大好きな「微妙」「あいまい」が多い原稿なんて、


まだまだ夢のまた夢なのだ。


どんなにデジタル化が進もうと、論文やエッセーはアナログ時代のように何度も人間が推敲しなければ成り立たない。


字面だけを追って、英語にしたとしても、それは直訳されたに過ぎない。


短い要旨ですらやはり、専門的な視点から推敲をしなければ演題登録できるようなレベルには達さない。


Open Access化しようが、演題登録の枠が広がろうが、そこは半永久的に変わらないのだ。


しかも、一番のハードル、「査読」は絶対に人間しか出来ないという現実はどう頑張っても変わらない!!


だが、その「人間」が現在は問題化してきているのも事実だったり。


生命科学が多種多様化、多分野混合型になって来たことによって、論文を「査読する人間」がいままで以上に多民俗化してしまった。


すなわち


典型的な日本人が好んで使う「格調高く、難しい英語」を使っていてはもう二進も三進も行かない時代がきたということ。


研究者はそれでなくたって多忙




論文をなぜわざわざ複雑に書かなくてはいけない?


キーポイントはたったこれだけのこと。


でも、研究者の性かな・・・


あえて難しく書く→英語が複雑化する→わかりにくくなる→英語に関してクレームがくる→もっと手を加える→悪化する・・・


堂々巡りになってしまうこともざら。


査読者から届く英文コメント自体、校閲者からすれば校閲をしたくなるぐらいなわけで。


酷いときは専門家で、英語の読解力のある人間が読めば一目瞭然の結果内容も、査読者が勝手に誤解し不当な意見を述べられ、掲載への道が絶たれてしまった人もいるのではないだろうか?


簡単な英語で論文を書く


のこと事態、何が難しいのだろう?


それは無理!とおっしゃるあなたはこんなことを実践してみてはいかがだろうか?


1.論文のテーマを決める 


2.必要な情報、論文化すべき情報をリストする (どこまでの情報をその論文で出していくかの選別がとても大切)


3.テーマに対し、ひとつずつ紐付けしていく


4.投稿先を決め、必要なパーツをベースに組み立て方を検討


5.書き始める


6.ドラフト作成に加わっていない第三者にドラフトを読ませる=誤解を呼ぶ箇所や盲点を探せ


7.再度推敲


8.校閲会社に出す または 一発勝負で投稿してしまう


3&4の工程で抜かりが出ると、大変なことになるのでここはしっかり共著と相談


5においては出来る限り短い文章で物事をまとめることを心がけ、わかりやすい表現を用いてざっと一気に書きまとめてみる→1日なり2日なり離れてみる→読んでみる・推敲する→誰かに見てもらう→推敲する


人間時間に限りがあるのでなかなか一気に書き上げるということが出来ない場合、確実につながりのあるセクションごとでとめる、またはパーツごとでというのも有効


今日はイントロを書き上げるべし!今日は集めておいたM&M用情報をまとめるべし!


なぜなら




だらだらと論文を書いていると、その性質が論文にまで出てしまい、




RUN-ON SENTENCESのオンパレードになる傾向があるから!




しかも、思いついた勢いで挿入する変更のほとんどは全体の流れを無視した形での挿入になるので文章スタイル、前後の文章とうまくかみ合わないこともしばしば




勇気をもっていったん論文から完全に離れるということも大切ということです。

2012年1月30日月曜日

カバーレターはもちろん、要旨の大切さについて・・・

以前、実はカバーレターがかなり大きな比重で査読に回るか、回らないかの判断基準になるといったお話をしたことがあります。


出版会社は箸にも棒にも引っかからないような原稿ははなっから査読する気はないのは当たり前ですが。


昔のようにはるばる空路を使って郵便物として原稿を送っていた時代と異なり、出版会社には本当にあきれる量の原稿が日々投稿されてくる時代になったわけでして。。。


時には研究内容がとにかく斬新だからということで、一応、査読者の興味を引いておきたいということでドラフト原稿に近い状態の原稿をいったん投稿してしまう人もいるぐらい。


確かに斬新で世界にもあまり例が無いのであれば、先に宣言してしまったほうが勝ちなのだ。


が、しかし


怒涛の如く入稿されてくる原稿に何か細工をして、「これ!!とにかく早くみて!」といわんばかりにフラッシュさせることもできないのですから、(ましてや懸賞応募のはがきのように目立てばいいわけでもない・・・)、何が勝負の決めどころになるのか。



やっぱりカバーレターと要旨なのです。


見下してはいけないのです、これ等2点の重要な役割。


カバーレターで興味を引き。


要旨で論文の方向性について「ほぉほぉ、これは実に興味深いぞ」と思わせなければいけないのだ!!


もちろん、論文もそれなりに書き終えている必要がありますが。


ここも頭の使いどころでして。


いったん出せる情報はざっとまとめて出しておき、査読者のリアクションを見て、論文を再構築される方もおられるんですね。


興味がある内容であれば、有意義なコメントもたくさん届きますし、読者が何を期待するのかが手をとるようにわかります。


査読者が2名以上ついたら、勝負をかけても良いでしょう。


予め、どんなことを指摘されるかを想定し、情報を準備したり、実験を追加しておくのはもちろん、じっくり与えられた時間を有効に使い、査読者の期待にしっかり応える原稿を提出することが出来れば掲載はあともう一歩!!


そう


ここで論文サポートのエヌ・エイ・アイみたいなサービスを使ってみるのも手なのです。


論文サポートのエヌ・エイ・アイでは、当方でお預かりしていない原稿ですでに査読にまわっているようなデリケートな原稿のお取り扱いが得意です。


査読経験もあり、自身も論文の投稿経験が豊富なスタッフが、いかに論文や査読者宛の返答文をまとめていくかお手伝い致します。


査読者のコメントを読むことで、その査読者の傾向も見えてきますし、雑誌が思い描く論文の方向性も見えてきます。


全体を第三者の目線から見直していくことでより、査読者の求めている姿に近づけることが可能になるんですね。


まずは論文の内容に興味をもってもらえるかを探る為にも、しっかりとカバーレターと要旨だけでも自身の研究の一番のウリが最大限活かされた状態にもって行きましょう。

MeSH Termsが必須化されてるジャーナルがある

MeSH Terms =  Medical Subject Headings



論文を長年書かれてきている方々であれば大体何を示しているかお分かりだろう。



ざっくりいってしまえば医学文献に対し 主題見出し用語を検索するための単語達。


長年、MeSH Termsは出版会社側がもともとあるKeywords, Titleなどから拾い上げ、適当に振り当てていたこともあり


MEDLINEなどで検索をかけた言葉どおりの検索結果が出ない!


なんてことがざらだったわけですが。


ここ数年、自身でそれ等キーワードを選択できるようになって来たため、MEDLINEでの検索も比較的無駄な文献の山にならないで済むことも多くなってきたんです。


とはいえ、MEDLINEもその他検索エンジン同様、正直、言葉の区切り方、用語の選択でかなりの差が出てくるのでまだまだ実用的では無い部分がある。


そこを解消すべきポイントとして出来るだけ多くの情報をほんの数単語で研究内容を紹介しようといった策に出たのが以前も話題にさせて頂いたMini SummarやBullet Points。


ところが正直、論文を書かれている先生方の間でこれ等、必須パーツの認識度は低い。


確かに、すでに要旨というものが論文には存在するのだからなぜ、改めてなおいっそう短い説明文書が必要なんだ!!というのが著者の言い分でもあろう。


が・・・しかし


必須となってしまった今、Springer社、 Elsevier社などに投稿する際は、要注意しないと、パーツが足りないというだけで却下されてしまうことが・・・


いかんせんもったいない。


何度でも唱えます。


論文書くときは無鉄砲に自分スタイルで書くのではなく、しっかり投稿規程を確認しましょう。

2012年1月26日木曜日

コーディネーターの日々

コーディネーターってそもそも何してくれるの?と思われがち。

そうですよね。

長年ご依頼なされている常連さまであっても、コーディネーターの作業内容はお分かりではないようです (苦笑)


我々コーディネーターのお仕事


それはお問い合わせのご対応はもちろん、原稿のご手配、伝票のご手配などすべての業務をこなしています。


各担当者ごとに担当している方々がおり、ご連絡を頂けばすぐにご手配に取り掛かれるようスタンバイしております。


では実際、原稿が入稿された際、どのようなことをしているでしょう?


まず最初に、お預かりしました原稿の簡単なスクリーニングをします。


スクリーニングされていく項目は様々、最終用途に合わせて確認することは異なります。


原稿を整える。


専門分野、内容、目的、納期等、それぞれを考慮し、翻訳者・校閲者を選択。


その際、お客様からの細かいご希望事項を伝達するのも我々のお仕事。


著者が説明しきれなかったこと、気がかりにしていること、どうしたらよいか悩んでいること、ご相談いただいていることを作業担当者(校閲者・翻訳者)にまとめて伝える役割があります。


時には、著者と作業担当者との板ばさみになることも!


そうなんです。


著者の言い分と、作業担当者の言い分が対立してしまった際、仲介をするのも私たちの役目。


実にデリケートな部分を担っていることも多いのだ。


稀にどう頑張っても英文からではどうにもしようがない原稿にもめぐり合います。


その事実をお伝えするのも我々のお仕事。


心が痛みます。


時には校閲者が理解がないからじゃないのか!?ともご指摘頂くこともあります。


そのような状況になった場合は、また考えるのです。


一番適したご提案を。


論文サポートのエヌ・エイ・アイではある掛け言葉を本年から社名に付け加えてお仕事をしています。


とことんキッチリお付き合い 


この単純な言葉が語るように、論文サポートのエヌ・エイ・アイのスタッフはお客様としっかり向き合ったサポートをご提供していく所存です。


こんなことできたらいいのに。


こんなことやってくれるのか?


ここはサラッとチェック、残りはしっかり・・・


すべてカストマイズ可能なんです。


専属コーディネーターはそのいわば、わがままをできる限り実現するお手伝いをさせていただいておりますので、どうぞ、お気軽になんでもご相談下さい。

放置していました・・・

2012年がスタートしてすでに1ヶ月が経とうとしている中。

ここを完全放置していることに気が付きました。


【言い訳】


ありがたいことに、本業が非常に多忙だったのです・・・


ということで、わずかに手が空いた際、つぶやいていたTwitterでの情報を少しまとめてみようかと思って見ましたが、さすがつぶやきですね。


バラバラ過ぎます。


少しずつアップしていこうと思います。