2012年3月2日金曜日

おすすめできないRebuttal

ご無沙汰致しております。


今日はふと思い出したことを覚書するようにここにて紹介をしたいと思います。


REBUTTALという言葉をご存知だろうか?


投稿経験がある方であれば、理解されていると思うのですが。


簡単に説明をしてしまえば査読者から指摘されたことに対し反論(反証)すること。


あまりに理不尽なことや、訳あって触れたくなかったことをしつこく追求されると人間どうしても反論してみたくなったり、言い訳をしたくなったりするのが常。


そんなお手紙を書くときに、選択する言葉をひとつ間違えただけで査読者の心情が変わる場合も。


まず、当然のことながら失礼があってはいけないのだ。


どんなに相手が理不尽であっても、そこは真っ向から闘いの体制に入るのは好ましいことではない。


相手の気分を害さずに反論するということは日本語でも相当神経を使うもの。


ましてや、母国語ではない言語で反論をしようと思ったら、どこまで強気に出ていいものか判断がしにくいのが現実ではないだろうか?


また、稀に、自身が論文で用いている用語について理解を得たいが故にリスト化して説明をしようといった試みをされる場合もあるが、それはあまりお勧めできることではない。


リストで説明をするのではなく、何故その用語を用いているのかを査読者宛の手紙として認めることで、反発的な印象も与えずに済む。


ましてや、真っ向から自分の分野ではこの用語を用いるのが当然のことであり、あなたが査読者として適していないというイメージを与えてしまっては、ここは査読者も人間なので、つき返されてしまうのがオチですから。

そこをうまく、オブラートに包まなくてはならない。

そんなときに、経験豊富な校閲者に相談して頂ければ、トーンに棘がないような形で文章を書き換え査読者に対して失礼のない返答文が作成可能になります。


どうでしょう?


査読者宛の反論で苦労をされたことはありませんか?