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2012年4月20日金曜日

Structured & Unstructured Abstracts

年度末のあわただしさに負け


ここの更新がさらに先送りになっていました



さて、今日は身近なようで落とし穴いっぱいの要旨・抄録についてつぶやいてみましょうか・・・





研究畑にいると誰もが一度は経験をしなくてはならないことのひとつ


和文の論文にすら必要になることがある


英文要約・要旨・抄録・概要・・・・


Abstract, Summary, Synopsis


 まぁ、個人的には同じようなものを示すのに何故にこんなに名前があるんだろうって思いますがね・・・ (ぽそっ)
 


 かなりのケースで英文要旨を書き上げる際

 
その文章を書いている本人はワード数または単語に関しては気を配るが


そのスタイルについては投稿規定をみるまで気に留めることがないままきてるかも?


まず最初にこの世の中には投稿規定すら見ることなく投稿に挑む人もいるわけであって 


全員が全員、必ず気を使っているとは思えないことがしばしば 


とはいえスタイルっていったいなんのこと?!って


普段同じようにこれ等を書き続けてきた方は思われますよね? 
 


Abstract, Overview, Summary, Synopsis・・・には


Structured & Unstructuredといった主なる二つのスタイルがある他


分野によってはGraphical Abstractなどといったものも




まずはStructuredについてメモしておこう!


Structuredという名前がついているだけあって、これはまるでミニ論文のような組み立てからなる


Background, Methods, Results, and Conclusions 


限られた文字数・単語数の中ですべてを順序良く解説する必要がある反面、


人によっては話がまとめられやすいと考え、常にこの形式を用いている方も




Unstructuredは?


簡単に言えば、形に決まりはない


ただ、この場合、項目を埋めていくわけではなく


いかに効率よく論文または研究の全貌をみせるか


という文章力が頼りになってくるので


英語が苦手って思われている方は意味が通じているんだろうかと


ダラダラと書いてしまって長くなりすぎる傾向が・・・


そんな時こそ、校閲会社を頼ってください・・・ (ぽそっ)



Graphical Abstractって、な~に?


確かに、これがない雑誌が多いので出くわさなければしるすべもありません


まぁ、物としてはそのままですがね・・・


画像で物事を語る


雑誌によってはFigure Legendsのような説明文を入れることができるが


その図だけで研究全体を説明できなければならないので意外と頭痛の種に


といってもこれが必須化されている分野としては


やはり化学が関わる分野なので


専門の人間からすれば、たやすいことなのかもしれませんね





でも、いずれの場合であっても


たかが抄録・要約って高をくくっていると


意外なところでダメージが・・・


そう


何度も呪文のように書いてきていますが


演題採択または査読の時に運命をつかさどるのはコイツ


短いけど


ヒジョーに重要な役割を担うのがここなんですね




学会の演題登録のために・・・なんて思われがちでしょうけど


演題採択の時点であながち学会の賞や


学会誌の打診先が決まっても過言ではないわけで・・・


校閲会社としては


演題登録用の文章であろうと


症例報告であろうと


教科書一冊であろうと


グラント申請用書類であろうと


優先順位は変わりないのですがね・・・

2011年7月27日水曜日

再投稿期限締め切り延長について

長らくご無沙汰しております。

科研費が七割で支給保留とのこと・・・いままで「Untouchable」とまでいわれ、手を出されずにきていた財源にもこのご時世、手を出さなくてはならないのかもしれませんね。

残りの三割の行方、使い道を説明されなければ研究者・学者としては納得がいかないのでしょうけど。

さて、気が重くなるようなトピックはここまでとして・・・

日本女子サッカーの優勝に続き

世界水泳でやっと近大、イトマン所属の入江選手が銅メダルを勝ち得ましたね♪

この時期はどこのプールに行っても、勘違い族と申しますか、姿だけでも競泳選手になりきった気分の方々がおられるのが面白いです。

水泳は全身をつかうスポーツではありつつも、あまり体に負担も多くないので色々な方が楽しめるという点で、私は大好きです。

自身の方針で激しくもできれば、和むことも出来る、よく出来た有酸素運動だと思っています。

とはいえ、昨今の節電対策の一環で、複数のプール施設が臨時閉鎖、輪番休業、時間休業をしたりと今回の節電騒動は色々なところで余波をだしてくれているものです・・・

さて、前置きが長くなってしまいましたが、

今日のトピックは・・・再投稿期限の延長についてにしてみようかと思います。


今回のような大きな自然災害があった国に対しては、多数の学会が演題申請の締め切り延長、論文再投稿期限の延長など、特例処置がありました。

AHA2011などの場合、日本国内にいる研究者でAHA会員の先生方には演題申請の締め切り延長の通知が届いたとのことでした。

国内にて開催される予定だった学会も急遽開催地が変わったり、延期になったりしていたわけですが、4ヶ月経過した今となっては、実際問題、それ等特別処置もなくなりつつあります。

海外には限られた情報のみ渡っており、震災によって生じた全国規模の研究・実験施設の破損状況や、研究員の配属状況などは知られているわけではないため(もちろん、日本国内でも正確な情報を捉えている方々はいないのではないかと思われますが・・・)、明らかに被災地とわかるような地域でない場合、なかなか追加実験等の進捗状況や日々の作業・業務の進捗状況を配慮している学会、出版社、編集はなくなってきているのが現状かと思われます。

ただ、ここで再投稿期限に間に合わないから諦めるのではなく、間に合わないならどうしたらよいだろうかと考えるのも一つの経験になります。

まず最初に、再投稿期限というものはあくまでも出版会社がある程度の節度をもって設定しておかなければ著者が延々と手元で温め続けてしまい、査読メンバーを抑えておくことが時間の経過と共に難しくなるのが現状です。

雑誌社がREVISEを求めている論文で掲載してみたいと思っている論文に対しては、編集室での査読者スケジュール管理が多少なりと変動可能であれば、数日程度延長許可がおりるケースがあるのをご存知でしょうか?

もちろん、延長申請の常連になってしまうと印象はダウンするばかりにはなりますし、雑誌社が真相では実際のところ掲載するつもりがない論文の場合は新規扱いになってしまうのが常なのですが。

これはどうしても時間をかけて修正をしたい。要求されている追加実験を終えるにはどうしても時間が足りない・・・などといった掲載を検討している雑誌社にとって自身の雑誌に送られてくる論文の完成度、情報の質が読者の興味を引く内容になることが前提であれば、待つに越したことはないと判断、数日、時には1-2週間の延長を許されることがあります。

先日お取り扱いしたケースでは、著者間で行われた話し合いの結果、査読者の要求に対しどこまで応えられるか検討・実施した結果、更なる貴重な情報を得ることができ、それ等を論文に是非とも反映させたい為、納期をなんとか数日延長できないかといったお願い。

別件では査読者の要求に対して応えたいが、現時点では試験農地が使えなくなっている為、過去に採取したサンプルから解析を最初からやり直ししているため、それ等から得られる情報がどこまで使えるものなのかについてしっかり検証する時間が欲しいといったお願い。

単に時間がなかった、複数の別件と重なってしまった、学会で不在にしていたという理由では延長許可はおりることはほとんどなく、依頼原稿でない限り、個人的、時間的理由では延長許可はおりません。

ただし、これ等依頼状を書く際には慎重に物事を進める必要があるので、依頼状は必ず第三者、もしくは校閲会社にチェックしてもらうことをお勧めします。

2011年6月22日水曜日

"and"の疑問をもう1発!

先ほどの"and"の連打対策に続き、もうひとつ"and"にまつわる疑問

正式な文章でも"and/or"って・・・アリ??


アリなんです!


単品、またはそのどちらでも・・・・というくくりになるのでOK

確かにスラッシュを論文の中で用いるのは少し抵抗がありますけどね。。。w


, "and" や"or"を用いられる文章の中で、連続して","が用いられる場合のルールも"and"や”or"の前に”,"がいるのか?いらないのか??

 これも落とし穴のひとつですね。。。


ただ、文章の曖昧さをなくすためには基本

例: Scott, Chris, and I will be studying together tonight. Would you like to join us?

 といったように Chrisの後にコンマを入れます。





このように今日書いたようなことは、誰でもわかっていることなのかもしれませんが・・・  


なんとなく忘れてしまうこともありますし、実は曖昧にしてきたというケースもあるかと思ったのでここにメモしてみました。


ついつい使いたいフレーズ・・・

御無沙汰しております。

今日は何気についつい使いたくなってしまう書き出し文句について書いてみようと思います。

ケースレポートなどを書く際、ついつい使いがちなフレーズの一つに

This paper reports....

といった書き出しを用いられる方は多いかと思います。

どちらかといえばかなり一般的!!

でも、この書き出しにはひとつ大きな問題が潜んでいます・・・






ではここでひとつ自問!

ここであげられている"paper"とは、果たしてなんだろう?

ぶっちゃけた話、"paper"とは論文、症例・・・どの形式をとったとしても”紙に打ち出された言葉”に過ぎない。



すなわち、"紙"には内容を語るべく口も、書き上げるべく手もない




ということは、紙は何もレポートできないという盲点に陥るわけです。




ではいったいどのようにこの書き出しを変えればいいのか?

文章の書き出しを以下のように変えるだけで充分なのです


"In this paper, we report...."

"This paper is a report of our work on...."

確かに”we"であったり"our"を用いることには抵抗があるかもしれませんが、近年はこの方が自然、かつ受け入れられたスタイルなんだそうです。

2011年4月5日火曜日

案外知られていないNAIのサービス

タイトルにも書きましたが

NAIのサービスには多くの方に案外知られていないサービスが実は存在します。

そのうちの一つ

口演原稿の読み上げサービス

なんだそれ? と思われた方、多いかと思います。

このサービスは会社設立して5年程経った頃、裏サービスとしてご提供し始めたもので。

目的はすなわち


口演スピーチをNATIVEの研究者に読み上げてもらい


1.発音を練習
2.イントネーションのつけかた
3.間の取り方
4.トーンの上げ下げ

これ等4ポイントを学会当日までに秘密に自分で練習するためのデモ音源を作ること!


このサービスを用いて

専門分野の英文教材として教室で聞かせたい英語文献の読み上げをご依頼された方もおられますし

質疑応答のシュミレーション用音源を作成された方もおられますし

国際学会でのWELCOMEスピーチの練習音源を作られた方もおられます

NATIVEの専門家であるが故に、できるこのサービス

このサービスを利用された方の中で、長年ある専門用語を間違って発音されていたということに気がつかれた方もおられたり・・・

表立って売り出すサービスではないものの、あれば便利なサービスです。

2010年12月8日水曜日

過去にサポートさせて頂いた案件で掲載された原稿

ご無沙汰いたしております。


先月半ばからつい先日まで持病をこじらせ、入院を余儀なくされておりました。。。


久々の更新でこのようなネタもどうかと思ったのですが、2009年以降に弊社論文サポートをご利用頂き、アクセプトされた論文の一部につきお客様の許可を得て弊社HPに掲載されていることをご存知の方はおられますでしょうか?


サイトへGO!! http://www.nai.co.jp/keisai/index.html

これ等はあくまでも弊社にてお取り扱いしている原稿の極々一部に過ぎないのですが、長年ご愛顧頂いておりますお客様の中で掲載を許可してくださった方々のみを集めたものです。

このリストに含まれる原稿以外にもNATUREシリーズや、NEJMのBrief Report等に掲載された原稿のサポートにも携わってきております。

お取り扱いしてきた原稿の中には、著者様と校閲者との間のコミュニケーションが原稿だけではなかなかうまくいかず、何度もコーディネーターが取次ぎや状況説明等をしてきたものもあり、著者様同様、お取り扱いしてきている原稿は「我が子」の如く一つ一つ大切に対応させていただいています。

原稿のサイズ、形式、掲載先、ご所属先、ご依頼者様の肩書きなど一切関係なく、弊社では自然科学に携わる原稿を大切にお取り扱いしております。

もし今後英文を書かなくてはいけないことがございましたら、是非ともお役に立たせていただければと思います。

2010年10月27日水曜日

案外知らない人が多い査読者推薦

案外知らない人が多い査読者推薦。

実はジャーナルの中には、査読者を推薦できる制度があることをご存知でしょうか?

特殊分野ごとに査読者=専門分野に精通した研究者を推薦することも可能

逆に過去にトラブルが続いてしまった査読者による査読を避けてもらうことも100%夢ではなくなるわけです。

もちろん、全ジャーナルが推薦を100%許可しているわけではないのですが、査読者推薦を認めているジャーナルなのであれば、「是非この研究者の意見を聞きたい!」と思う方を推薦することも可能。

ただ、時と場合によっては掲載につなげるための手法として身内であったり、恩師であったりを推薦すると厄介なことになりうる可能性もあるので人選には注意が必要です。

また査読者として推薦した方に失礼が無いように推薦と同時に、以下のような簡単な報告をしておくことでトラブルを避けることが可能です。



Name of the individual you are writing to.
The address

Dear Dr. Xxxxxxx,

I hope all is well with you.

We will have just submitted a manuscript on xxxxxxxx entitled “Xxxxxx ….. ” for consideration in (the name of the journal). 

In proceeding with the submission, we have recommended you as the preferred reviewer in going over this topic. We apologize for this letter being the after notice of this recommendation request.

We understand that you are awfully busy with your own regular duties, however as we believe that our paper is a definitive report containing findings that are significant and timely for the xxxxxxx study, we hope you would spare us your precious time in going over the manuscript.

Thank you in advance for your consideration.

With respect,