2012年1月30日月曜日

MeSH Termsが必須化されてるジャーナルがある

MeSH Terms =  Medical Subject Headings



論文を長年書かれてきている方々であれば大体何を示しているかお分かりだろう。



ざっくりいってしまえば医学文献に対し 主題見出し用語を検索するための単語達。


長年、MeSH Termsは出版会社側がもともとあるKeywords, Titleなどから拾い上げ、適当に振り当てていたこともあり


MEDLINEなどで検索をかけた言葉どおりの検索結果が出ない!


なんてことがざらだったわけですが。


ここ数年、自身でそれ等キーワードを選択できるようになって来たため、MEDLINEでの検索も比較的無駄な文献の山にならないで済むことも多くなってきたんです。


とはいえ、MEDLINEもその他検索エンジン同様、正直、言葉の区切り方、用語の選択でかなりの差が出てくるのでまだまだ実用的では無い部分がある。


そこを解消すべきポイントとして出来るだけ多くの情報をほんの数単語で研究内容を紹介しようといった策に出たのが以前も話題にさせて頂いたMini SummarやBullet Points。


ところが正直、論文を書かれている先生方の間でこれ等、必須パーツの認識度は低い。


確かに、すでに要旨というものが論文には存在するのだからなぜ、改めてなおいっそう短い説明文書が必要なんだ!!というのが著者の言い分でもあろう。


が・・・しかし


必須となってしまった今、Springer社、 Elsevier社などに投稿する際は、要注意しないと、パーツが足りないというだけで却下されてしまうことが・・・


いかんせんもったいない。


何度でも唱えます。


論文書くときは無鉄砲に自分スタイルで書くのではなく、しっかり投稿規程を確認しましょう。