以前、実はカバーレターがかなり大きな比重で査読に回るか、回らないかの判断基準になるといったお話をしたことがあります。
出版会社は箸にも棒にも引っかからないような原稿ははなっから査読する気はないのは当たり前ですが。
昔のようにはるばる空路を使って郵便物として原稿を送っていた時代と異なり、出版会社には本当にあきれる量の原稿が日々投稿されてくる時代になったわけでして。。。
時には研究内容がとにかく斬新だからということで、一応、査読者の興味を引いておきたいということでドラフト原稿に近い状態の原稿をいったん投稿してしまう人もいるぐらい。
確かに斬新で世界にもあまり例が無いのであれば、先に宣言してしまったほうが勝ちなのだ。
が、しかし
怒涛の如く入稿されてくる原稿に何か細工をして、「これ!!とにかく早くみて!」といわんばかりにフラッシュさせることもできないのですから、(ましてや懸賞応募のはがきのように目立てばいいわけでもない・・・)、何が勝負の決めどころになるのか。
やっぱりカバーレターと要旨なのです。
見下してはいけないのです、これ等2点の重要な役割。
カバーレターで興味を引き。
要旨で論文の方向性について「ほぉほぉ、これは実に興味深いぞ」と思わせなければいけないのだ!!
もちろん、論文もそれなりに書き終えている必要がありますが。
ここも頭の使いどころでして。
いったん出せる情報はざっとまとめて出しておき、査読者のリアクションを見て、論文を再構築される方もおられるんですね。
興味がある内容であれば、有意義なコメントもたくさん届きますし、読者が何を期待するのかが手をとるようにわかります。
査読者が2名以上ついたら、勝負をかけても良いでしょう。
予め、どんなことを指摘されるかを想定し、情報を準備したり、実験を追加しておくのはもちろん、じっくり与えられた時間を有効に使い、査読者の期待にしっかり応える原稿を提出することが出来れば掲載はあともう一歩!!
そう
ここで論文サポートのエヌ・エイ・アイみたいなサービスを使ってみるのも手なのです。
論文サポートのエヌ・エイ・アイでは、当方でお預かりしていない原稿ですでに査読にまわっているようなデリケートな原稿のお取り扱いが得意です。
査読経験もあり、自身も論文の投稿経験が豊富なスタッフが、いかに論文や査読者宛の返答文をまとめていくかお手伝い致します。
査読者のコメントを読むことで、その査読者の傾向も見えてきますし、雑誌が思い描く論文の方向性も見えてきます。
全体を第三者の目線から見直していくことでより、査読者の求めている姿に近づけることが可能になるんですね。
まずは論文の内容に興味をもってもらえるかを探る為にも、しっかりとカバーレターと要旨だけでも自身の研究の一番のウリが最大限活かされた状態にもって行きましょう。